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もしも願いが叶うなら3最終章(27)

日垣のビルの前で襲撃を受けてから一週間、光は外出を禁止されていた。

襲われたのは周だが、その時側に光がいたのを相手に見られている。
となれば、襲って来た相手も一緒にいた光の事を調べているに違いない。
万が一光が襲われ傷でも付けられでもしたら、周は本当に鬼と化すだろう。
そうならない為にも、木崎達は周の言葉に従い、「外に出た〜い」「源さんに会いたい」という光を宥め賺し同時に警護している。
暫くの間、光が源の元へ行く事が出来ないので、梶原が代わりに公園へ行き食事を運んでいる。

マンションに閉じこめておけば、取り敢えず襲われたとしても安心出来る。
警備員も、フロントにいる者全てが現在日垣組の者。
他にもマンションの周りにもさり気なく人を配置させている。
皆腕の立つ者。

襲って来た相手も直ぐに分かった。

『山本組』
いずれ始末しようとしていた組。

同じ清風会系列でありながら、ここ一年の間で周の清風会での位置が代わり、本家から目を掛けられるようになった事で妬んで事ある毎に周に絡んで来ていた。

周はその優秀な頭脳を使いシノギのアガリも多くなった。
腕も立つ。
若いながらも統率力もある。
何より清風会、神崎家に従順。
自分に、神崎に刃向かう者には冷酷な態度で始末する。
それ故、総帥神崎征爾、その息子である和磨達から絶大な信頼を得ている。
だから周の何もかもが気にくわないようだった。

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